空気感

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続きます。
石井幹子さんの手がけられたアート。
その時その時の心の持ちようがとっても素敵。

上田城の桜のライトアップ
⇒桜のもつ微妙な色合いを大切にし、
ピンクの墨絵を描くような気持ちで。

雪景色の白川郷のライトアップ
⇒満月の明かりが郷全体に降り注ぐような
イメージを持って。

とかとか、、
その空気感を最大限に味わい、生かし、
ひきだす感覚が凄いなと。

そして、昼間の風景は変えないように、
照明器具を見せないようにするという工夫。

そういうところが、
やっぱり重要なんだって思う!

最終形がいかに美しくても、
そのプロセスで何かを壊してしまっていては、
それは、何か違う、って思う。

写真を撮るときにも、そんなことをよく考える。
防音の対策をしてはいたとしても、
舞台のしんみりとした感動的なシーン。
役者のほんとに素敵な表情を撮りたい!と思うけど、
そこにシャッター音が鳴ることで空気を現実に引き戻してしまうことは許しがたい。

音楽の流れ、
呼吸にマッチしないタイミングでのシャッター音なんかも、
音を楽しんでいる人には不愉快。

素敵な音の余韻に浸っている演奏のエンディング、
最後の一音が聴こえなくなったからといって、
そこで遮断してしまうようなシャッター音も。

そんなこんなで、
あっと思った瞬間に撮れないことをはがゆく思ってしまうシーンもあるけど、
表現する側と、それを味わいに来ている人々。
その空間・空気感を残そうとするカメラマンは、
その空気の流れに少しの変動も与えてはいけない、
黒子に徹しなければならない。
(なんていうのか、タイムマシーンに乗って未来に行っちゃうような話で、
歴史を変えてはいけない!みたいな感じ!?)
もしくは、
その空気に同化してしまわなければならないって思う。

とまあ、このシーズン、
クリスマスコンサートとか、ステージをちょくちょく撮らせてもらうので、
主観的な熱い目と、客観的な冷静な目と、
ちゃんと2つの目を持ち合わせていたいなと思う。

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