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興味

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妙に気になっていた写真展。
フライヤーに使われていた、写真の少年の目がとても印象的で。
セバスチャン・サルガド AFRICA ~生きとし生けるものの未来へ~ 』
@東京都写真美術館

作家の講演会にも是非!と思っていたのに、、、
少々出遅れてしまい、整理券を入手できなかった・・・。
瞬間、落胆したけれど、
写真展を観ているうちに、今日はこの写真だけで十分。って思ってしまった。
アフリカでの現実。
紛争や難民となった人々の生活。
あまりにも過酷な事実に、見ていて息が苦しくなる。
日々、生きる ということが第一の問題。
同じ地球上に、そういう状況の国があるってこと。
でもそんな中で、私たちが忘れかけている、人々の絆の強さにはっとさせられたり。
どの一枚を取っても、ものすごい力を持っている写真。
こんな現実の瞬間を持ち出せるっていうのは、やっぱり写真という表現のすごさ。

ついでに、他の展示室も。

『コレクション展「旅」
第3部「異邦へ 日本の写真家たちが見つめた異国世界
個々の視点・カラーが明確な内容で、
タイトルとあわせて個々かたまりとしてみることができて、
とても伝わりやすかった。

『第20回日本写真作家協会展  第7回JPA公募展
こちらは一転、公募の入賞作品がずらりと。
いろんなテンションの写真が並んでいるのもおもしろいけど、
気分をあちこちに引っ張られてしまって、結構疲れる。
こういうのももちろん必要な展示の場だけれど、
やっぱり、一つの空間として味わえる会場が好きだなーと再認識。

写真展をぐるりと見、ふりだしに戻ってくると、
ちょうど映画が始まる時間だった。
講演会に行きそびれて、予定の時間が余っていたので、
観てみることにした。

『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2009 フォーカス・オン・アジア
1本、10分とか20分とかで、
短いだけに、言いたいことが明確で。
壮大な世界感の映画もいいけど、
こんなちょっとしたシーンをうまく切り取った作品を何本か見るっていうのもなかなか楽しい。
ちょうど、スライドショーを作ったりもしていることもあって、
意外に、参考にできるかもっていう部分もあったり。
『つみきのいえ』を観て以来(これはアニメーションだったけど)、
ショートフィルムにも結構興味。

私の興味は、脈略無く、衝動的なように見えて、
実のところ、いつかの何かが潜在的に心のどこかに定着していて、
序々に芽を出しているのだことが最近自分でわかってきた。
よくよく考えてたら、二胡もそうだった。
弦楽器がやってみたかったってことも、
カンボジアでよく似た楽器の演奏を聴いたってことも要因ではあるけれど、
実際一番の原因は、
これまたカンボジアで、旅行客にお土産を売り歩く子どもたちの中に、
二胡をもっと簡単に手作りしたような、
ある種おもちゃみたいな楽器を器用に弾きながら寄って来た少年がいて。
次から次に、さまざまなおみやげものを持って駆け寄ってくる子どもたちに、
ごめんね、って思いつつ避けながら足早にバスに向かっていた時だったので、
一瞬、「あっ」て思ったけど、
ここで立ち止まったら、過去バリ島でそうだったように、
取り囲まれて収集がつかなくなるのでは、、、っていうことの方が先にきて、
そのままバスに乗り込んでしまった。
でも、実は、その時、
その楽器を買わなかったことを、私はひそかにとっても後悔していて。
それがずっと、心のどこかにひっかかってたんだなってことに思い当たった。
その少年が、楽しそうに軽やかに音を奏でていたことに、
興味を持ったのに、その感情を見ないふりをしたあの瞬間に。
蓋をしたはずが、心にしっかりと刻み付ける結果になっていたようで。
もう二度と会うことがないであろうその少年に、
もしも会えるのならば、「ありがとう」 を言いたい。

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by artandact | 2009-10-25 00:00 | 感覚