ジャンル
そっか、
別のジャンルって思えばいいんだ。
「僕は物書きですから」っておっしゃる椎名誠さんの写真展。
椎名誠 写真展『五つの旅の物語―プラス1』
@キヤノンSタワー1F キヤノンギャラリーS
確かに、「写真家」の方々の写真展とは趣きが異なる。
別ジャンル、と言えば。
アジア圏のお茶のペット飲料は、
どれもこれも砂糖入りで、お茶なのに甘い。
昨年台湾に行った時に、「家でお茶を飲むときにも砂糖を入れるの?」と質問したら、
「入れない、入れない!」との返事。
凍頂烏龍茶とか、包種茶とか、美味しいお茶がたくさんある国だし、
茶藝という日本の茶道にあたるような伝統的なお茶の入れ方・飲み方もあるのだし。
なので、
完全に、別の飲料として需要があるのだそう。
ちゃんと挽いた豆にお湯を注いで入れるコーヒーと、
インスタントコーヒーや缶コーヒーも、別ジャンルだよなって思う。
ビールと、発泡酒と第3のビールなんかも。
つい、加工品を本物に近づけようとしてしまうけど、
それはそれで需要もあるわけだから、
既存の枠に無理に当てはめようとしなくたって、
その良さを前面に引き出して、独立させてしまってかまわないのだ。
亜種みたいなもの。
突然変異みたいなもの。
初めは違和感があるけど、
だんだんと市民権を得る感じ。
そんなわけで、
ジャンルの垣根にとらわれずに突き進もうと思った一日でした。
by artandact
| 2010-02-21 00:58
| 写真