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ベース

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久しぶりの観劇デー。

舞台、久しぶりに観に行きました。
写真展準備にばたばただったので、
今年初?、、、かもしれない。

チェリーブロッサムハイスクール PLAY_⑧
ヒメ
@吉祥寺シアター


過去共演者野田氏所属のこの劇団、かなりお気に入りです。
面白いです。お笑い的な面白さではなくややシニカルな面白さ。
ストーリーも、ステージの使い方も、
絶妙に組み立てられたパズルみたいで。

人間が押し殺している感情をえぐり出すような色合いがあって、
それが、この劇団のカラーだとこれまで思っていて、
そこがまた面白くもあったんだけど、
今回は、その度合いがややソフトな感じで、
空間の広さといい、キャスティングといい、
ややこれまでと変えてきたなという感じもしたけど、
桜の季節に素敵なお芝居でした。

脚本家(演出家?)が理系なんだって。
やっぱり。って思って。
ストーリーの組み立て方からもそう感じるし、
桜の木の表現とか視点がそうだもん。

それを興味深いと捉えるのは、
私も一応理系出身だからというだけではきっとなくて、
そういう切口で構成された舞台というのが、
そんなに存在しなくて、新鮮さを感じるからだと思う。

自分が持っているバックグラウンドを生かしていくって、
その人のオリジナリティーを出していく上で、強いなって思う。
最近自分のことを振り返ってみて。
やっぱり、学生のころ沢山勉強した植物のことが自分のベースにあって、
結局興味もそこにあって、
だからこの仕事で、この写真なんだなって納得する。
それをベースに展開していけばいいんだってことを、
この半年間で消化できたところ。
学生の頃学んだことを、
今の自分として解釈しなおしてみるというのも面白いかもしれないなって思う。

そのあと、どうにも気になってた、
映画 『NINE』 を観劇。←(注)リンク先サイト、BGMが流れます。
キャストが、ゴージャス!
昨年観た舞台NINEも素敵な女優さんぞろいだったけど、
映像の創り方で、きらびやかさがものすごい。

2年前、ライブのオープニングムービー作成に始まり、
今回の写真展でのスライドショー作成へと続き、
ここのところ、映像というものにとっても興味がある。
いろんなことにどんどん興味が広がっていってとりとめないです。
が、表現の幅が広がるということなので、私にとってはきっと良い方向なんだと。


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昨日・今日のアップ写真は、『第3章 the Floating World』
「第三章は?」って聞かれたりしましたがこの浮遊展示がそれでした!
・「漂っている」展示形態にしました。
・今回の展示の中で、唯一人物の写真が登場。
 第2章の大自然との対比で、人間の存在はちっぽけで、それでも懸命に生きている。
 そんなイメージからこんな展示になりました。
・写真は、カンボジアでの水上住居、浮遊しているイメージからスタート。
・CD-Rという媒体にプリントすることで情報化社会ということをほのめかす感じで。

by artandact | 2010-04-05 00:01 | 舞台