研ぎ澄ます

b0132755_1435932.jpg『千手観音』
ついに観ました!
テレビでドキュメンタリーを見てから、
いつか是非観てみたいと思っていた
パフォーマンス。
少々残念だったのは、
チケットを取ったのが遅かったので、
2階のだいぶんと下手寄りの席だったこと。
やっぱりこれは、
正面の席から観るのが最高だよなー、、。

とはいえ、その動きを目の当たりにして、
息をのんだ。
とっても洗練されていて、
リズムが狂うこともなく、
踊り子達が聴覚障害者だとは、
まったく思えない。
音楽が聴こえていても、
息のあった集団演技はとても難しいのに、
本当に美しくて。


舞踊がずっと続くのかと思っていたら、
その他、視覚障害の方々の歌や楽器の演奏もあった。
全体の構成としては、期待に反したところもあったけれど、
生まれてから一度も光を見たことが無いという、
ピアニスト・金元輝氏の演奏は、
ほんとうに鍵盤が見えていないってことが信じられないくらい、
なめらかで、ダイナミックで聴きごたえがあった。

音が聴こえないってどんな感じなんだろう。
この盛大な拍手、伝わっているかな。
入り口で渡された旗は、
視覚的に伝えるためだったんだとその時になって気づく。
広い空間に、見えずに立つってどういう感じなんだろう。
照明の温度をきっと感じてるんだろうな。
こんなに大勢の観客がいるということ、
拍手で、空気で感じているのだろうか。

きっと、私達は、
光や音や、いろんなものが当たり前になってしまっていて、
どこか、神経を研ぎ澄ます感覚が欠けているんだろうなって思った。

写真は、カンボジアAngkor Wat の、
アプサラス(天女)の彫刻。
千手観音のパフォーマンスは中国だったけど、
この天女たちを思わせた。

*旅写真ブログは、
まだアプサラスのご紹介まではたどり着かず・・・
遺跡観光拠点の町Siem Reapの写真をアップ!
http://aaatravel.exblog.jp/

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by artandact | 2008-09-21 00:22 | 感覚