カテゴリ:感覚( 111 )

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先週末2日間、
東京という街を離れたら、
普段気付かない感覚が作動した。

たくさんの情報に囲まれる代わりに、
緑の木々に囲まれる。
コンクリ―トやアスファルトには無い、
水分の循環を感じる。

水分を含む空気。
霧がかかっていると、
すべてが美しく神秘的に見える。

私が街中で花を撮りたくなるのは、
それがその空間では貴重な存在だからなんだな。
外国に行って、なにもかもが目新しく感じるのと同じ。
山の中にいると撮る必要性を感じない。
だって、探さなくてもあたりまえのようにそこにあるから。
狭い土でがんばって背伸びをしてる感じじゃなくて、
なんとものびのびと生きていて、それが普通。

大きな自然に溶け込んでしまいそうになる。
私きっと、ここにずっといたら、
世の中から忘れ去られちゃったような気分になってしまうんだろうな。

街中にいても実際は、
多くの人にとっては流れ去ってく風景の一部でしかない。
だとしても、
それでも、この街の構成要素の一部であることに違いはない。

情報量が少ないと不安になってしまうんだな。
駅1面に広告の張り巡らされる東京に帰ってきて、
ほっとしている自分がいた。

そしてまた、
情報の波に飲み込まれそうになって、
逃げ出したくなる自分がいる。

結局、
無いものねだり。

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by artandact | 2010-06-26 00:54 | 感覚
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花束を贈られたその人は、
そのゴージャスな花束があまりにも似合っていて、
びっくりした。

グロリオーサとカサブランカと、
ボリュームのある赤と白、グリーンの
凛と華やかで美しい花束。

すらりとしているけど、威厳があって、
花に負けないくらい凛とされていて、
年月の積み重ねが生み出したのであろう落ち着き。

何十年か後、
そうなふうな空気をまとえるようになれていれば、
素敵だなって思った。

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by artandact | 2010-06-24 23:33 | 感覚
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忙しさに比例して
成果が出ればいいけど

なかなか
そうもいかない。

となると
どっと疲労感が漂う。

やらされてる感じゃなくて、
それをやることに何か意味を見い出せないと、
やっぱりつらいなと思う。

気分づくり。
そういうことが意外と大事な因子。

空気を変えるには、
自分の気持にまず、
ゆとりがないとなー・・・

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by artandact | 2010-06-19 01:02 | 感覚
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昔は、新幹線=旅行
っていうワクワク感があったけど、
今やすっかりビジネス使用になってしまった。

特別感がいつの間にか
消えてしまっていることに気付くと、
なんかちょっと残念な感じ。

平日夜の新幹線は、
疲れたサラリーマンでほぼ満席。
私もそのうちの一人か~。。

・・・それにしても、
今日は蒸し暑かった~!

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by artandact | 2010-06-18 00:20 | 感覚



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しばらくずっと、藤の写真をアップしました。
これを撮った時、一面に藤の花で、
藤の花に埋もれそうな感じだったので、
そんな感じにしたくて、
いっぱい藤の花を並べました。

さらに、甘くやわらかな花の香りもお届けできれば、
どんなに素敵だろう!って思うのだけど、
これは、まだまだ達成されない課題でしょう。

香り通信というような研究もなされていたり。
パソコンから映像に合わせて
香りが流れるというようなもの。
ものすごく限定的になら可能かもしれないけど、
揮発性の数えきれないほどの分子を
コントロールすることが可能になるのか?

揮発するからこそ
香りとして認識できるのだけど、
揮発するということは、
変化していってしまうということ。

永遠ではなく、
絶えず変化して消えていってしまう。
とどめておくことができずはかないものだということが、
美しく感じられる大きな要素であったりもする。

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by artandact | 2010-06-10 00:28 | 感覚

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今日はいろいろ考える濃い一日だった。


なかなか話を切り出しにくいところもあったりで、
かつてのメンバーと、
5年経って、初めて一緒に、
亡くなった仲間のお墓参りに行った。
命日の12月に行くと、寒くて彩りもなく、
さみしい山奥のお寺・・・
って悲しい気分がしてたんだけど、
6月の山は、新緑の緑と鳥のさえずりと、
色とりどりに咲く花々で、
とっても素敵な場所に思えて、
春はこうなんだ。ってなんかほっとした。

ずっと話せなかったこと。
あの時の状況を共感できる仲間とようやく話せて、
またちょっと気持ちが楽になった。
あまりに突然だったから、
同じくやっぱり、時間が止まってて。
もう一回会って話したいよねって、
やっぱり同じ気持ちだった。


街中へ戻ってきて、帝劇へ。

『ジョン・ケアード版
 ミュージカル キャンディード
@帝国劇場

ライブ×写真なつながりでご縁のある
須藤香菜ちゃんから、出演のご案内をいただいていて。
帝劇のミュージカルに、面識のある役者さんが出るってのは、
なかなかワクワクします。
そして、私が知ってる透明感のある歌声の
香菜ちゃんの清純なイメージと、
がらっと違うキャラクターの役柄で
驚きがいっぱいだったけど、
前半から素敵な歌声を聴かせていただきました。

キャンディードのストーリーは哲学的と何かで読んで、
どんなだろう?って思っていたわりに
予習も何もしていかなかったんだけど、、、
性善説も性悪説もどちらもありえると思っている私としては、
綺麗事だけではないストーリー展開が納得できて、
舞台セットの「円」も意味深そうだなーと思ったり、
ラストが、冒頭出てきた箱に戻っていったところに妙に感動したり、
音楽や歌はもちろん、舞台セットにもとっても興味。

もっとも気になった台詞。
「あなたを殺そうとする人は大勢いても、
あなたを生かそうとするのはあなた自身しかいない。」
(たぶん、そんな言い回しだった。。)

新妻聖子さんの、オペラ的なナンバーのエネルギーも凄かったけど、
村井国夫さんの、貫禄ある声がとっても印象的だった。
この人々と一緒に稽古を重ね舞台に立っている香菜ちゃん、
すごいなと改めて思ったり。
そして、大好きな鈴木智香子さんも出演されていて、
久々にお会いできてとても嬉しかった。

夢に向かって努力を続けていて、
着々と夢を現実にしていっている方々、
ほんとにキラキラしていて素敵です。
エネルギーをたくさんいただきました。

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by artandact | 2010-06-06 00:20 | 感覚
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日が、長くなった。

夜7時半ころ。
日が沈んでまだ少し、
西の空のはしっこが、
黄色っぽい明るい色味を残していて、
そこから深みのあるグラデーションが広がっていく。

そんな時間帯の
真っ暗ではない、透明感のある紺色の空の色が大好き。
明るい星が一つ。
夜が来るちょっと手前。

そして、夏が来るまだ手前の、
春でもない夏でもない、
そんなちょっといたずらっけを含んだ
この時期の心地よい空気感。

朝夕まだまだひんやりしたりして、
例年よりちょっと肌寒いかなと思われる6月の1日。
もう6月!

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by artandact | 2010-06-01 22:46 | 感覚
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 目の前を一人の欧米人が、携帯電話で話しながらかなりの勢いで通りすぎた。 すごい手振りのオーバーアクションつきで。  電話なのにそんなに動きつきなんだということがちょっと面白くって。

 そういえば、日本人は電話に向かってお辞儀をするという通説があるけれど、確かに私もお辞儀、してると思う。 ありがとうございます―おじぎ。 よろしくお願いいたします―おじぎ。 それでは、失礼いたします―おじぎ。・・・ 言葉と動きが連動してる。

 言葉に動作が伴うのは心、感情がこもっている現れだなと思う。 ありがとうございます。 これをまっすぐ立ったまま言おうとすると、とっても棒読みになる。 ありがとうございます。 お辞儀をしながら言うと、なんだかしっくりくる。

 実際どちらが先なんだろうって考えると、言葉よりも身体表現が発生としては先なんじゃないかなと思う。 シュチュエーションにもよるだろうけど、言葉と身体表現が一つになって、「意味」をより強く形成するんだなと思った。 たとえ電話の向こうの相手に見えてはいなくても、空気の微妙な振動などで想いがより感じられるんじゃないだろうか。

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by artandact | 2010-05-29 00:33 | 感覚
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  だいぶんとタイムラグができてしまいましたが、ゴールデンウィークに撮った藤の花の写真をアップしていこうかと。 毎年、気付いたら藤の花の時期が終わってしまっていて、今年こそは撮ろうと思っていた花。 ちょうどゴールデンウィークくらいがピークだったんだってことも今年ようやく把握。 毎年この時期にはいろいろな予定が入ってしまって、だから撮り逃し続けてたのかーと、納得。

 久々に藤の花に囲まれると、優しい軽やかな甘い香りがして、そうだー、こんな香りだった!ってことを思い出した。 藤の花がこんなにいい香りだったってことすら、すっかり忘れてた。 この香り、知ってる。 香りに結びついていろんな記憶が手繰り寄せられてくる。 藤。小学校の校庭や、近所の公園に藤棚があって、公園で走り回った後に心地良く吹いてきた風と、そんな風に揺られる藤の花と漂う香り。 そういえばあの頃は、花の後にできる細長く硬いさやを割って、種を手にするのが楽しみだったような・・・。 碁石くらいの平たく丸いちょっと光沢のある黒っぽい種だったかなぁ?  

 香りと共に、忘れていたことが、とっくに記憶から抜け落ちていたと思っていたことが、突然鮮明に脳裏に浮かび上がってくることに、驚く。

 藤の花は、儚いようで、たなびき方が自由奔放にも見えて、そして淡い藤色のグラデーションは、魅惑的。 花を久々に近くで見て、あー、マメ科の植物だったっていう基本的なことを思い出したり。

 記憶には目次がないから、なかなか自由に引き出してくることができない。 そんな扱いに関する自由度の低さはちょっと不便だけど、思いがけないくらいに鮮明に細かくしまいこまれている。 意識的に結び付けはできないとしても、保管されている膨大な記憶は、自分のさまざまな判断に少なからず影響を及ぼしているんだろう。 なんか不思議。

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by artandact | 2010-05-25 00:22 | 感覚
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どんどんつきつめたくなる。
細部へ細部へとのめりこんでいって、
ついに、全体が見えなくなってしまう。

周囲の影響を受けての存在だということ自体を忘れてしまう。
それ自体が変化していくのと並行して、
周囲も変わっていくから、
気付いたら思いもしない方向に向いていたりする。

物事は絶えず動いていて、
そして、物事は常に多面的。

ときどき必要になる。
冷静な位置確認。

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by artandact | 2010-05-22 00:32 | 感覚